今回はこちらの記事の続きです。
同じシューズを使って比較してみた結果、
SPDとSPD-SL、結局どっちがいいの?
今回はこれを検証したいと思います。
シューズはこちらのSPDとSPD-SLの兼用シューズ「SHIMANO RP3」で比較します。
SPD-SLのクリートは黄色で。
クリートの脱着
それぞれ最弱でのクリート装着を比較。
SPD
クリートの前側をはめ込んで、真下に押し込む感じ。
バネ感があり、容易に装着が可能。
固定力最弱ではペダルがどの位置にあっても装着できるくらい容易。
外す場合も容易。
SPD-SL
SPDとは違い、クリートの前側をはめ込んだあと、真下に押し込んでもはまらない。
少し斜め前、つま先側に押し込むことでクリートがはまる。
押し込む方向のせいもあり、固定力最弱でもペダルが下に無いとはまらない。
外す場合は固定力最弱ではほぼSPD並なので容易。
同じ最弱ではややSPD-SLのほうが固定力が強いけど、それでも大きな違いは無い。
踏み心地
それぞれのシューズでローラーをまわして比較すると、結構違いを感じる。
公平を期すためにクリート位置はなるべく同じになるように調整。
結果、ソールが硬いにも関わらず、
SPDは点
SPD-SLは面
で踏んでいることが割りとはっきり自覚できる。
SPD-SLのほうが踏みやすい。
気がする………。
で、じゃあこれがパワーに影響を与えるかどうか。
どうやら若干変わる……!
気がする……。
「気がする」ばっかじゃんと思うかもしれませんが、
それほど大差はないかなぁって……。
でもSPD-SLのほうがトルクがある感じだし、
クルクル回してて足を引き過ぎたなってときに、面で接してるSPF-SLは足に優しい感じがする。
しっかり固定してくれる安心感もSPD-SLのほうが上なので、スプリントなんかでは大きな差が出てくる気がしますね。
かっこよさ
ロードではSPD-SLの圧勝。
以上。
歩きやすさ
SPD-SLにはこういうクリートカバーがあって、クリートが削れるのを防止できる。
これを着けて歩いてみると、意外と歩ける。
それよりも兼用シューズにSPDを付ける場合はクリートが出っ張ってしまうので、
専用のアダプターが必要になるんです。
これがまぁ歩きにくい!
SPDの良さって端的に言うと脱着のしやすさと歩きやすさ。
つまり兼用シューズでSPDを使うっていうのは
デメリットしかない愚の骨頂!
ということに気づきました。
歩きやすさを分かりやすく序列にすると、
SPD > > SPD-SL >>>>>>>>SPD+アダプタ
SPDを使うならSPD専用シューズにしろよってことだね。
まとめ
やはりよく言われるように目的によって選択するといいかな。
街乗り通勤なんかでは歩きやすさと脱着を重視してSPD
長距離やレースなんかでは走りやすさを重視してSPD-SL
あとね、SPD-SLって、
こういうアダプタが売ってて、簡単にフラットペダル化が可能。
だから、こういうの使うとSPD-SLでも使い勝手がいいよなぁとも思う。
まぁ盗難とか怖いから街乗りロード限定の使い方かもだけど。
管理人はSPD-SLを使っていくよ!